新年度スタートにあたって

いよいよ2017年(平成29年)度がスタートしました。今年度も皆様には変わらずのご愛顧をお願いするものです。

弊社は行政や大手企業を取引にさせていただいている関係からこの年度の表示には苦労します。行政関係は「平成」などの年号を、大手企業はグローバルな西暦を用いることが多く、社内では伝票などの表記がなかなか統一できず、歳のせいもありか、経理などでは個人の年末調整などの12月締め切りの1年間(年度は4月~)と頭がごちゃごちゃになることもあります。

今年はCBTC(Compter Based Testing Center)開設ということで、この4月はリクルート関係(新人、就活の学生)の受験者が多数来社することになっています。多くは入社試験に必要な「適性検査」をコンピューターを使って受験するもので、あるいは入社前に「最低P検3級、4級、中には準2級を合格してこい」と言われた社員さんや内定者もいます。
最近の大手企業の求人のやり方は、エントリーシートに以前ISP試験とか言われた「適性試験」を全てインターネットやパソコンテストで事前に振り分け、面接までに学生を絞るという効率的な入社試験の方法が多くなっているようです。「適性試験」受験の多くはまだ大学3年生が多いように見受けられます。4月の中旬なのですが、既に弊社を会場に70名近くの学生さんが受験しました。
景気も少し上向きなのか、求職者の売り手市場で、飲食業界などの人手不足もあってとは言われながら、実際に受験する学生さんたちにとっては第一志望はまだまだ狭き門なのでしょう。真剣な顔を見ると、全ての希望を祈って合格を祈りたい気持ちになります。
同時に、内定者や社員さんにも資格試験を受験させ、社内のITスキルの標準化を創ろうという企業が増えてきたということは、まさにAbility(能力)社会になっているのだということを実感します。中途採用の求職者の方も履歴書に書けるようにと必死さが伝わります。

新年度に当たりまして弊社では、他社のシステム部門におりました娘が入社。しばらく現場の修行の上、できれば会社運営業務を任せて、私が引退できるようにと考えております。取引先の日立での大きなプロジェクトが終わり、各子会社も社名を変更したり、統廃合も重なり、また新たな業務への取り組みと、今までの仕事のスタイルも変わってきます。

今年は、世間様とは逆説的ですが、思い切っての同族会社、家族経営の体制を構築する方向とますます地域主義の戸田市でのIT企業のあり方を模索したいと思っています。時代や社会がどう激変しようと、局地戦で勝てば私たちのような零細企業が生き残ることはそう難しいことではないでしょう。身の丈に合った、会社経営と地域社会への顔の見える貢献ができることが弊社の今年度の目標でもあります。

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