「子どもゆめ基金」事業

今週の土曜日に、弊社が協働事業で取り組み、支援しているCode for TODAという市民団体(この詳しい内容はトップページの画像からリンクしています)と戸田市教育委員会が後援という形で、知り合いの一般社団法人地域公益推進機構が主催する「楽しいプログラミング講座」が、上戸田地域交流センターあいパルで開かれる。

これは私の知り合いでもある主催団体が独立行政法人の国立青少年教育振興機構の「平成28年度子どもゆめ基金」の交付を受けて実施するもので、実際には弊社の3人も含めてCode for TODAが助成金を受けてのワークショップでもある。普段から協力、支援している弊社としても、おかげで子供たちへのパソコン提供など金銭的に大助かりで、まさに「ゆめ基金」として活動範囲が広がる事業でもある。もっともまだまだ持ち出しで、社会的企業としての地域貢献のミッションがなければ続かない現状ではあるが。

なぜ、私企業が地域貢献にこだわるか、地域の子供たちの未来への投資や育成を行うかは、いつか長々と説明したい気持ちもあるが、ともかく、引退前にある道筋をつけたい思いで今のところは強引に頑張ってみようというところだけはご理解いただければと思うところだ。

ところで同じ目線でプログラミング学習よりその根底の「思考」を実態的にあらわしている基礎力学習に「ロボット教室」がある。プログラミング学習がパソコンがあれば実現できる、2次元的な表現に比べれば、3次元的な実機を操作したりと子どもたちがより面白がる手法ではあるのだろう。しかし、1体数万円はかかるロボットを用意したり、もっと高度になると飛躍的な費用がかかる、あるいは同じ反中での空飛ぶドローンの組み立てや操縦などの実際の「ものづくり」工作のロボット学習は当分できそうもないとは考えている。

ところが弊社のPCスクールに、ある大手の会社からFC(フランチャイズ)での「ロボット教室」を併設しないかという営業の提案が来た。最近マスコミでも話題の京都大学出のロボットクリエータの高橋智隆先生(東大先端研特任準教授)がアドバイザーになっているコースだそうで、資料を見ると教材からカリキュラムまで確かによく練られている。イニシャル、ラーニングコストとも敷居がそう高くないところもいい。それでも戸田市で教室運営がうまくいくかどうかは、子持ち世帯の経済的状況、不可分所得などをよく理解しないと難しいところだろう。

それでも現在、就職支援の職業能力開発に触れていると、子供たちが成長するこの先10年、20年、あるいはもっと先の未来を見ると、こうした基礎能力の方向は正しいのかもしれない。「子どもゆめ基金」がこうした日本の子どもたちの未来を照らす夢のある光になるように活用するのも必要な時代なのだろう。弊社もそんな夢の話の端っこに取り組められると、来年の初夢になるのか、それともこの時期に語っているようでは鬼が出てくるのか。ともかく今週の土曜日は風邪などひいていられなさそうだ。

 

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