スクール事業の新展開

弊社は以mos_aed_reg_ai前もパソコンスクールをやっていた時期があり、内部で議論の末、スマホ全盛時代がゆえにパソコンスクールの必要性があるとのことで、ビルの新築に合わせてこの5月からリニューアルオープンすることになりましたが、私の都合で、全く担当者任せ、ゆるゆるとした事業展開で12月まできてしまいました。そして、スクール事業がほぼ稼働にならなかった間も「P検」だけは公認校として登録していましたが、現在、オデッセイコミュニケーションズが運営するMicrosoft Office Specialist(MOS)試験会場の登録はいったん止める形をとっていました。今回再開するにあたって、諸手続きだけでなく登録初期費用も覚悟していたところでしたが、認定通知と同時に「再契約」という扱いで費用が免除されるお知らせが来ました。(ラッキー(^^♪)来年春から会場校として弊社で実施再開です。

dsc_0056この間、中央と埼玉県の職業能力開発協会の「コンピュータサービス技能評価試験」の「情報セキュリティ部門試験」(※コンピュータサービス技能評価試験(CS試験)とは : 国の定める法律、「職業能力開発促進法」で職業能力評価の専門機関として設立された職業能力開発協会が行う試験です。)の会場実施校として施設認定を受けていましたので、P検と合わせると3つの公的資格が当校で受けられることになります。MOSはどちらかというとアプリケーションソフト(例えば文書、計算など)の使い方で、P検はICTの基本的知識とスキル(情報リテラシー)というところで、最近の企業やWeb担当者の必須能力である「情報セキュリティ部門」に特化した認定試験の重要性を、市役所の仕事などを通じて感じていたところでした。

同時に、スクール運営担当と話し合う中で、遅まきながら以前経験していた厚労省の教育給付金制度や就職支援訓練など、また、急速なICT時代のスピードに、働く側の意識改革やスキルが追い付いているのか、あるいは企業側や教育制度のイノベーション、構造改革の課題を、抽象的に頭ではわかっているつもりでも、その真っ只中の雇用される側、求人状況などジョブカード講習などで改めて現場での動きを勉強する毎日です。一般的な国家資格としての「技能士」と同じように、先の試験合格者も「技士」という認定になりますが、時代にマッチした職業能力の評価があるゆるところで求められてきているのでしょう。学校が基礎学力重視がゆえもあって旧態然たる教科だとしても、以前は卒業して「実社会」での必要スキルはその企業なり、役所で得られたものでした。しかし、いまや「終身雇用」に安穏とできる時代ではありません。いきなりM&Aで全く違った職種にいどうになったり、社長が外国人、例えばフランス人になったりする時代です。社会人の再教育も大きな話題になっています。一度とった免許や資格で食っていける時代ではない、再教育、生涯教育の時代でもあるのです。

静的なステータス(身分・地位的)社会から動的なアビリティ(能力)社会へという社会学的な関心はあったもpのの、さらにそうした職業能力の評価という、さらなる新しいステータス・ソシエティへのダイナミックな動きを実感できる毎日です。また、国家資格までもがこの間にCBT方式の試験が採用されていました。ちょっと現場を離れている間に、時代は急激に変貌しています。小泉内閣の頃、Eジャパン協議会などでアメリカでは看護師の国家試験もCBTだと話題になっていたことを思い出します。「CBT(Computer Based Testing)方式とは、コンピュータを利用して実施 する試験方式のことです。極端に言えばいつでもどこでも受験できる仕組みです。 」

スクール部門では、スキルを「教える」という本来の目的、目標はもとよりですが、以前、少し考えていた「テスティング・センター」機能の施設という方向も、より現実味を帯びてきたのかという実感です。本来は公共施設にパソコンが何台もあり、いつでも気軽に使えるのが理想かもしれませんが、その意味でも新たな「パソコンのスクール時代」が来ているのかもしれませんね。

 

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